ベルリンで戦後日本を写した写真を見ると言う体験も大変奇妙に感じられた。もし同じ展示を日本で見たならば、その中に日本人としての誇りを見出したり古き良き日本に思いを馳せたり、自分の生活の延長として感じるだろう。が、他国で、さらに3.11という大災害以降にこれを見るとき、外国人達がどのような思いで写真を選び、どのような思いでこれらを見ているのか、ということがフと気になった。
「ハンブルガー・バーンホフ現代美術館」(ヨーゼフ・クレイヒューズ、1996)は駅舎をリノベーションした美術館。
"Hamburger Bahnhof Museum" (Josef P. Kleihues, 1996)
ウォーホルやリキテンシュタインを始めとする豊富なコレクションを持っている。
またダン・フラヴィンによる蛍光灯を使ったインスタレーションも常設展示されている。
車庫を利用したと思われる非常に長い展示空間。
アーティスト達がアトリエ兼ギャラリーとして旧東ドイツ時代のデパートを利用している「タへレス」。
麻布時代の地下備や大学での美術サークルの部室をそのまま大きくした様な、ある種の懐かしさすら漂っていた。
建物の裏には巨大なグラフィティ。ドイツワールドカップの際にNIKEとGoogleのコラボレーション企画としてつくられたとのこと。
1km程に渡ってベルリンの壁を屋外ギャラリーとして利用している場所も。
そしてフランクフルトに続きここにもハンマリングマンが!
夕焼け時の風景、ベルリンの壁崩壊後、いまだに開発が続いている。
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