2012年4月14日土曜日

DAY 225

ベルリン市内をつらつらと歩く。
「マリエン教会」(1270)
ベルリン中心地を本拠とする最古の教会に数えられていて、森鴎外の「舞姫」の作中にも登場する。


"St. Mary's Church" (1270)






「ベルリン大聖堂」(ユリウス・ラッシュドルフ、1905)
イタリアルネサンス最盛期の形式でつくられた。1944年の爆撃により大破したものの1975年から聖堂再建が開始され、1993年に主要部である「説教教会」は献堂されるが最終的な改築作業は2002年まで続く。


"Berlin Cathedral" (Julius Carl Raschdorff, 1905)




かつて皇帝夫婦が大聖堂に入るための入口から入って行く。


祭壇にはシンケル作の金メッキされた鉄製式典用燭台、銅製の使徒のキャビネットが置かれている。

階段を登ってドームの上から見るテレビ塔と天使像。

ハートの巨大な落書き。



「ドイツ歴史博物館展示ホール」(I.M.ペイ、2003)


"Exhibition Hall of the German Historical Museum" (I.M.Pei, 2003)





「フンボルト大学新図書館」(マックス・ドゥドラー、2009)
段々畑状に設けられた閲覧スペースは迫力満点。


"The new library of Humboldt University" (Max Dudler, 2009)



「ギャラリー・ラファイエット」(ジャン・ヌーベル、1996)
デパートの中心に設けられた円錐の吹き抜けにはホログラムフィルムが貼られ、そこにスポットライトが投影されている。純粋に光を取り扱っているため、ヌーベルの建築を明るい時に見た時に感じる妙な色彩のけばけばしさを感じない。

"Galeries Lafayette" (Jean Nouvel, 1996)





「ホロコースト記念碑」(ピーター・アイゼンマン、2005)
グリッド状に規則正しくコンクリートの箱が並べられている。しかし箱の高さは異なり、ひとつひとつが微妙に傾いていて路は起伏している。いつ角から人が出てくるかも分からず、捩じれた空間に視界が揺さぶられ、緊張感をもって進まざるを得ない。何とも言えない不安感に捕われる。


"Memorial to the Murdered Jews of Europe" (Peter Eisenman, 2005)






ベルリンの壁の残骸が街の所々に飾られ、かつて壁が建っていたラインは舗装が変えられその痕跡をとどめている。





「新ナショナルギャラリー」(ミース・ファン・デル・ローエ、1968)
外観上目立つ屋根は当然内部でも存在感が際立っており、ユニヴァーサルスペースが暗黙のうちに支配されるように感じられた。内外を隔てるガラスを越えて伸びる支配的な屋根に引張られるように、意識が外側まで持っていかれる。強い物質感をもつ大理石の壁柱も加わり、均質空間が奇妙に歪められている。


"Neue National Galerie" (Mies van del Rohe, 1968)


テートモダン、新ナショナルギャラリー、ポンピドーと3カ国を巡るリヒターの大回顧展「Gerhard Richter : Panorama」が行なわれていた。テートモダンに続き2回目。



テートでの展示は年代毎に部屋を区切りテーマと解説を加え、リヒターの足跡をたどろうとするものだった。しかしここでは年代順に並べられているものの部屋は区切られておらず、時間軸を越えて作品が目に飛び込んでくる。それにキャプション以外の情報は記されていない。
テートではそれ故に現在までつながる一本の線を感じることが出来たが、ここではそれは難しい。相当の予備知識が必要とされる。しかし逆に年代を問わずにフラットに全作品を眺めることが出来、改めてその幅の厚みに驚かされた。
次のポンピドーではどのような形式で展示されるのか、非常に楽しみ。





「フィルハーモニーホール」(ハンス・シャロウン、1963)
コンサートは見られず。。後ろに見える「ソニー・センター」と新旧テント状屋根。

"Philharmonic Hall" (Hans Scharoun, 1963)




運転手以外はビールを飲みながらペダルを漕いでいる移動式バー。
移動する時すらビールを飲みたいのか。。


スーパーの入口で飼い主を待っている犬2匹。大人しい。


ビール日記263 Krombacher Radler (×)
Beer records 263 Krombacher Radler (×)

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