2012年2月29日水曜日

DAY 180

起きても悪寒は収まらない。
部屋は東向きだったので朝日が奇麗。
少しだけ建物内を歩き回り、次なる目的地マルセイユへと向かう。


I slept much but still feel chills.
My room faces east and morning light is beautiful.
Walked around in the building a little and left for next city, Marseille.





メトロの駅から歩いていると「ユニテ・ダビタシオン」(ル・コルビュジエ、1952)が見えてくる。
南北方向に沿って配置されているため、道路に対しては斜めに建っている。




火事の処理はまだ終わっていない。


ホテルの部屋は、本来のプランで子供部屋に当たる部分を一人用の個室として利用していると思われる。
いつかオリジナルの部屋にも泊まってみたい。







ビール日記207 Pecheur (○)
Beer records 207 Pecheur (○)

2012年2月28日火曜日

DAY 179

朝、「ガルニエ都市博物館」へ。
ガルニエが設計した集合住宅群の妻面に、彼にまつわる壁画が描かれている。


In the morning went to "Museum Urban Tony Garnier".
There are apartment houses designed by Garnier and wall paintings concerning him on the end panels.







予定を少し早めて、今晩の宿「ラ・トゥーレット修道院」(ル・コルビュジエ、1960)へ。
駅前からは案内の看板が続く。ずっと上り坂なので大分キツい。


Then went to "Couvent de la Tourette" (Le Corbusier, 1960) where I will stay tonight.
Signs lead me to the convent from the station.





途中の眺めは抜群。


Views on the way were very good.



丘の途中に街を見下ろす様にして建っている「ラ・トゥーレット修道院」はレベル毎に機能が明確に別れている。そして教会部分は工事中。

"Couvent de la Tourette" stands on a hill and the church part was under repair.

泊まる部屋。モデュロールに基づいて設計された部屋は小さいながら窮屈な印象は受けない。

The room designed with modulor is small but not uncomfortable.

ミーティングルームにはコルビュジエにまつわる書籍や建物の図面が納められている。
図面は自由に閲覧可能。

In a meeting room there are books and plans. You can see plans freely.

食事をしていないのだけれど何かないかと尋ねると昼食の残りを振る舞ってくれた。有り難し。


I hadn't eaten anything and asked the stuff. She served me with leftovers of the meal.




モデュロールに基づいて割られた窓から入る光が美しい。


Light thorough the window based on modulor is beautiful.


工事の人が帰った後なら入っていいよ、と言われ教会部分に入る。

I entered the church after carpenters went back.



夕食までの間、建物の周りを散歩。
夕食前の祈りにも参加を勧められ、何も分からないまま部屋の隅で座って聞いていた。
夕飯後、悪寒に襲われ早々に部屋に戻り布団を3枚被り就寝。

Until the dinner, walked around.
People advised me to join the pray and I sit still hearing their praying.
After the dinner I suddenly caught chills and sleep.







2012年2月27日月曜日

DAY 178

リヨンはフランス南東部に位置する都市で、都市圏としては第二の規模を持っている。
ローヌ川とソーヌ川の2本の大きな川が流れていて、ソーヌ川沿いに広がる歴史地区は世界遺産に認定されている。
リヨンでは12月8日に市民がキャンドルを持って街を練り歩くという、150年以上前から続く習慣がある。
ペストが大流行した際に教会のマリア像をもうでた事により騒ぎが治まったことに由来し、黄金のマリア像が設けられて以来毎年行なわれていると言う。
また、リヨンは映画の原型となるシネマトグラフをつくったルミエール兄弟の出身地であり、この2つを理由にリヨンを「光の都市」としてブランディングすべく、1989年よりライトアップイベントが行なわれている。
1989年は自分の生まれた都市であり、名前にも光が入っている事からとても親近感が湧いた。


「フルヴィエール・古代ローマ劇場」(前43)
現在でも夏場に様々な催しものが行なわれているらしい。





「フルヴィエール大聖堂」(1872-96)
地下にある非常に質素な教会と地上部にある装飾的な教会とから成り、傍らにはペストの流行から街を救った事を祝って建てられた聖母マリアのための小さな教会堂がある。




地下の教会。地上部は工事中で入れなかった。




歴史地区は急斜面にあるのでこのような細い階段が至る所に通っている。



工事の囲いをよく見るとフランス国旗になっている。




歴史地区をぶらぶら歩いていると見かける人形。
ギニョールと呼ばれる人形劇もリヨン名物のひとつ。



「ミニチュア博物館」では恐ろしいほど精巧なミニチュアと共に、ハリウッドで用いられたコスチュームや特殊メイクなども展示されていて、その歴史を学ぶ事も出来る。
入口ではC-3POがお出迎え。



特殊メイク用に採ったハリウッド俳優のライフマスク。




アンジェリーナ・ジョリー


トム・クルーズ


様々なハリウッド映画で用いられたマスクやコスチューム。





注意書きに描かれていたキャラクターも可愛い。


そしてここからが脅威のミニチュア。
縮尺は15分の1かな?最後の制作風景の写真から大体のスケール感が分かると思います。










これが制作現場の写真。ミニチュアも下の方に見えます。
ともかく驚きっぱなしの2時間。リヨンに来たら是非行ってみてください。


「サン・ジャン大聖堂」(1180-1480)
ステンドグラスから差し込む光がとても奇麗だった。






リヨン美術館で見た、ルイス・クレティの「最後の晩餐」



ローヌ川沿いでぼーっと暮れ行く空を眺める。







ホステルから見える風景。夜のリヨン。