ケルンから少し足を伸ばしてズントーの教会を見に行く。電車で45分、そこからさらに1時間程歩く。
天気も良く自然も奇麗で歩く距離は気にならない。
遠くにようやくその姿が見えてからも道は迂回し、徐々に近づいて行く。
「ブリューダー・クラウス・フィールド・チャペル」(ピーター・ズントー、2007)
円錐形に組んだ丸太の周りに50cmずつコンクリートを打設していったため、外壁にも打ち継ぎの跡がストライプの模様となって現れている。歪な五角計平面なので見る位置によって壁面の見え方が変わる。この日は良くはれていてコントラストがはっきりしていたのでその違いが顕著だった。
ズントーの母親が聖クラウスを強く崇拝していたことから、このプロジェクトは無償で行なわれたらしい。
"Bruder Klaus Field Chapel" (Peter Zumthor, 2007)
丸太はコンクリート打設完了後3週間かけていぶされたため、内側はその際のすすけた様子が残されたまま仕上げられている。
外観のソリッドなコンクリートのボリュームと、内側の丸太によるひだが残った円錐状の柔らかな空間、両者から受ける印象は全く異なる。
Pコン跡には鉄パイプが通され、内側には大きなガラス玉が填められている。
ケルンに戻り駅のすぐ目の前にあるケルン大聖堂へ。
世界最大のゴシック建築だけあって想像を絶する大きさ。
戦争によって大きな損傷を受け、壊れたステンドグラスのひとつをゲルハルト・リヒターがデザインしている。
ケルン市内にあるズントー設計の美術館へ。
「コロンバ美術館」(ピーター・ズントー、2007)
"Columba Museum" (Peter Zumthor, 2007)
通常の展示室と共に、建設工事で発見された遺跡を保存展示しているスペースがある。
外壁は厚さ5cn程のレンガが積層されていて、テルメ・ヴァルスに似た表情。遺跡展示スペースではレンガ間に隙間をとって内側への採光を確保している。天井は柱によって支えられているため、この壁は純粋なカーテンウォール。
美術館部分はシンプルなつくり、だが壁と床の取り合いに隙間を設けたり、窓枠を内側からは見えないようにしたりとディテールに細かいこだわりが見られる。
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