非常に小さい街で1日あればまわることが出来る。
面白い名前の通りが多い。
「サーカス」(ジョン・ウッド・エルダー、1764)
中心の広場を取囲むように建てられた大規模な円形のテラスハウス。
3カ所に広場へとアクセスする道路が設けられている。
建物のファサードは下からドリス、イオニア、コリント様式の柱が用いられ、1階のフリーズにのみ装飾が施されている。2本対になった柱やエンタブラチュラが強調されたファサードは広場を取囲む印象を強めている。
"Circus" (John Wood the Elder, 1764)
「ロイヤル・クレセント」(ジョン・ウッド・ヤンガー、1775)
「サーカス」のすぐ側には息子の手による半円形の「ロイヤル・クレセント」が建っている。
ファサードは1階部分が縦に基壇にあたり、その上に2階・3階を貫く形でイオニア式の柱が用いられている。
「サーカス」とは対照的に1本ずつ独立した柱や大きくとられた基壇によって、建物の正面性が強調されている。
"Royal Crescent" (John Wood the Younger, 1775)
チェスターで見た教会と同じ様に、バースにもカフェが組込まれた教会があった。
おばあちゃん達がお喋りしていて和やかな雰囲気。
取っ手が彫刻になっていて可愛らしい。
「バースアビー」(1499)
温泉街としての歴史を伝える博物館「ローマン・バス」へ。
未だに湯が湧き出ているけれど、もう温泉としては使われていない。
当時は教会も併設され、今で言うレジャー施設のような感じであったらしい。
日本語の音声ガイドもあるので安心。
温泉沿いにバースアビーを見る。
このテラス部分が現在の街の地面レベルなのだが、元々はこの水面が地面の高さであったらしい。
およそ4mも下。
場内に張り巡らされていた排水系統。
だがローマ帝国がイギリスでの統治力を失いバースが衰退した時、この配水管がつまり建物全体が水没してしまうことになる。
サウナ室に設けられていた床下暖房。
当時は奴隷がこの柱の間を這い回り掃除をしていたらしい。
その後「テルメ・バース・スーパ」へと温泉に浸かりへ。
以前「テルメ・ヴァルス」でもそうだったけれど、日本人にとってはお湯の温度がぬるい。
屋上のテラス風呂からは「バースアビー」を始めバースの街並が見える。
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