日帰りでオルビエートとチヴィタ・ディ・バニョレージョへ。
共に断崖で囲まれ「天空の城」などと呼ばれたりもしている。
オルビエートは比較的大きな街で、駅前から断崖の上へはロープウェイで移動し、そこには新しい建物を建てることが禁止されているために中世の街並みをよく残している。この街で特に有名なのが大聖堂で、ロマネスク様式で建てられ始めた教会堂の西側正面ファサードにゴシック様式が用いられ、斜めからみるとチグハグな看板建築にも見える。しかしそれぞれに彫刻が施された4本の柱とその間に絵が描かれたファサードの構成は整然としてかつ美しい。面白いことに中からファサード側を見ると、入り口とバラ窓、一列のアーケードがあるだけの非常に簡素な表現に抑えられている。
チヴィタ・ディ・バニョレージョへはオルビエートからバスで4,50分のバニョレージョへ行き、そこから30分ほど歩く。チヴィタは大変小さな村なので、遠くからその全体像が掴みやすい。それはまさに陸の孤島、チヴィタがある高台の周りだけがぽっかりドーナツ状に抉れている。その周りを囲む高台の高さはほとんど一定で、かつチヴィタともほとんど等しい、台地のチヴィタの周りだけがくり抜かれている。カッパドキアやメテオラは一帯が奇岩で覆われていたのとは大きな違い。Tufaとよばれる石灰質の地層故に自然の浸食を受けてこの風景がかたちづくられて
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