2012年7月10日火曜日

DAY 312


日帰りでピサとルッカへ。
ピサは駅から斜塔まで行くのに城壁内をほとんど端から端まで歩くので、その間に街並みを眺めながら歩く。
狭い道を挟んで建物がそびえ立っていて、裏路地へ入ると路地をまたぐ様に増築がされている。
城壁の跡も半分ほど確認することが出来、南東部の公園の一部に組み込まれている、ここでも野外シアターの準備が進んでいた。
ピサの斜塔は2001年まで行われた補修で傾きが3.99度に戻ったということだけれど、いざ目の前にしてみるとそれ以上の傾きに感じる。安藤さんの地中美術館の中庭やリベスキンドのユダヤ博物館の地下廊下では傾きが視覚的というほどには直接感じられなかったのと比べると、細長いプロポーションとオブジェクトとして外部から見ていることが原因なんだろう。
斜塔に隣接しているピサ大聖堂はアーケードが4層積み重なった特徴的な正面ファサードをしており、イタリアロマネスクの特徴とされる身廊部の木造天井は梁組が見えるわけではなく格天井だった。
その後30分ほど列車に揺られルッカへ。ここはイタリアで最も城壁が綺麗に残っていると言われていて、その上部は緑道になっている。もう一つこの街の特徴として、ボローニャやピサと同じく街中にたくさんの塔が建っているが、そのうちの一つ、グイニッジ塔には何と屋上庭園がある!鉢植えではなく、きちんと土が敷かれ7本の樫の木が植えられている。赤茶色の屋根で埋め尽くされた中にぽつんと浮いている庭、何のために作られたのだろうか、想像が膨らむ。













ビール日記354 Terre del Principe Rosso (○)
Beer records 354 Terre del Principe Rosso (○)

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