2012年5月13日日曜日

DAY 254

3年に1度開かれる「イーペルの猫祭り」を観に、ブリュッセルから2時間程の街イーペルへ。
中世魔女狩りの時代に魔女の手下とされた猫が多く殺されたという歴史に由来している。
イーペルは第一次大戦で人類史上初の大規模毒ガス攻撃を受け、完膚なきまでに破壊された。
戦後もとの姿に復元され、人類史上初の核爆弾攻撃を受けた広島とは「平和都市」として姉妹都市になっている。




パレードは猫を崇める宗教の世界史、イーペルの歴史、諺や伝説にあらわれる猫、世界の猫、イーペルの猫と5部構成のパレード。色々な猫のコスプレをした人々が街中を練り歩く。









パレードの後には鐘楼から猫の人形をいくつも放り投げ皆がそれを取り合う。
魔女狩り時代には厄払いとして生きた猫が投げられていて、20世紀初頭までその伝統が続いていたらしい。




そして最後には魔女裁判を模した寸劇が行なわれ、魔女の人形が燃やされて猫祭りはフィナーレを迎える。




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